長期インターンって何する?メリットある?|2021卒が解説

長期インターン_何_難易度

こんにちは、Hiroです。今回は、

  • 長期インターンの具体的な流れ
  • 長期インターンの参加難易度
  • 参加学生の学歴
  • 長期インターンと本選考の関係性

について解説します。
この記事はこんな人におすすめ

  • 長期インターンについて参加するか悩んでいる人
  • 長期インターンが本選考と関係しているのか知りたい人

この記事を書いているのはこんな人

・院卒化学系エンジニア

・売上1兆円越え大企業の長期インターンに参加

・平均年収950万円メーカーに内定(平均年収の高さが企業の指標ではありませんが)

・中堅国立大学大学院2021年3月卒業

では、早速行ってみましょう!

目次

長期インターンとは何か?

この記事でいう長期インターンとは1~2週間その企業に行って実際に働くことです。

企業が新卒採用イベントの一環として行っています。

1ヶ月以上のような月単位で働くインターンをこの記事では対象としていないのでご了承ください。

長期インターンでは何をするのか

長期インターンの内容は

  • 企業説明
  • 懇親会
  • 実際に働く

です。

会社説明

会社説明では

  • どのような事業を行っているのか
  • 企業の強み
  • 現在力を入れている事業
  • 事業の将来展望

等について説明してくれます。

これらは、ホームページでも調べられるのですが、ホームページではどこに特に力を入れているのか、どこをアピールしたいのか分かりにくいです。

しかし、インターンでは社員さんが直接スライドなどを用いて説明してくれるので分かりやすいですし、疑問に思ったことは質問できます

ここで得た情報はESを書く時、面接を受ける時に非常に重要な情報です。しっかりとメモを取りましょう。

懇親会

このコロナのご時世では厳しいかもしれませんが、コロナ前は初日と最終日に飲み会や立食パーティーのような懇親会があるのが基本的でした。

この懇親会は短期インターンの座談会と異なって若手社員だけでなく部長クラスのような重役の人も多く参加されます

このような重役の人と話せる機会は面接以外ありません。

選考で重視している所とかも教えてくれるかもしれません積極的にコミュニケーションをとって情報を集めましょう。

短期インターンについては以下の記事で説明しています。良かったら読んでみてください。

実際に働く(メイン)

これが長期インターンのメインです。

実際に部署に数人で配属されて仕事を体験します。

僕は5日間のインターンに参加したのでその時の流れを説明します

1日目(説明、配属、仕事開始)

1日目は

  • 企業説明
  • インターン全体の流れ説明
  • 配属先発表
  • 研究テーマ発表
  • 研究開始

と盛りだくさんでした。

初日にある部署に配属され、このインターン中に取り組む研究テーマの説明がありました。

具体的な内容は書けませんが「材料間で物質が変化している原因を分析せよ」というかんじの研究テーマでした。

インターンに行くと担当の社員さんが付いてくれるので、その人に教えてもらいながら研究を進めます

研究テーマの概要を説明された後に自分達でどのように実験を進めていくかを決め、社員さんに報告して実験を開始しました。

分析系の部署に配属されて、実際の依頼分析の案件に携わったよ

2, 3日目(ひたすら実験)

ここはひたすら実験してました。

最終日は成果発表なのでたった4日間でそれなりの結果を出さないといけません。

ヤバイヤバイ。意味わからんデータしか出てこねぇ。

ってかんじで焦って実験してました。

テーマが分析系だったので分析装置を5種類ほど使ったのですが

さすが大企業、使いたい分析装置はなんでもありますし、1個1個の装置が高クオリティーでした。

1億円越えの装置を何個も使うことができました。

オートサンプラー付きの〇MRなんて初めて見ました。めっちゃ便利

4日目(実験、資料作成)

午前中にいい感じのデータを取ることが幸いできたので午後から次の日の発表スライドの作成を行いました。

発表と質疑応答を含めて20分ぐらいあったので結構作るのが大変だったと思います。

完成後発表練習とかしていたので夜7時ぐらいまでは会社にいた気がします。

スライドや発表に関しても社員さんが添削してくれたよ

5日目(成果発表、最終日)

朝から発表会でした。

社員さんからの質問ではなく、学生間の質疑応答を繰り返す形式でした。

もともとは社員さんも質問する予定だったのですが、学生からの質問が多すぎて社員さんが質問する時間はありませんでした。

学生の知的好奇心の高さに凄い驚きました。

発表が終わって隙間の休み時間でも発表についてお互いで議論していました。

学生のレベルが非常に高く凄くいい影響を受けたのを覚えています。

そして発表終了後、担当社員さんから5日間の講評があって終了でした。

感想

長期インターンは自分にとって凄い良い経験になりました。

控えめに言って1ヶ月大学で研究するより学ぶことが多かったです。

参加している学生のレベルが非常に高くお互い切磋琢磨できますし、社員さんも本気で指摘してくれるので凄い成長できた1週間だったと思います。

正直、その企業に就職するかどうか関係なく、長期インターンは参加する意味があると思います。

僕も参加前から諸事情によりその企業には入社するつもりはなかったのですが、インターンに行ったことは非常に良い経験でした。

得られるものが必ずあると思うので長期インターンに参加するかどうか悩んでいる人は受けてみたら良いと思います。

長期インターンはハイレベルな環境で本気で研究できるからすごくいい経験になる!

長期インターン中に評価されるのか

長期インターンではゴリゴリ評価されます

短期インターンと違い、数人に1人の担当社員さんが付いているので、しっかりと学生1人1人の印象を覚えています。

その印象は、インターン後に人事の方に報告されるのは目に見えているでしょう。

他にも僕が参加した長期インターンでは、最終発表の際に後ろのほうで質問した回数等をメモしていました。

ありとあらゆる所で評価されていると考えていいでしょう。

*短期インターンの場合は基本的に評価されることはありません。ただ本選考には大きな影響があります。

これについては以下の記事を参考にしてみてください!

長期インターンにメリットはあるのか

長期インターンのメリットは非常に大きいです。

具体的には以下の2つのメリットがあります。

  • 経験を積める
  • 選考に有利

経験を積める

長期インターンに参加した感想でも触れましたが、長期インターンでは非常にいい経験を積めます。

普段とは違う環境でレベルの高い仲間と共に研究できる貴重な時間を経験できます。

大学院で1カ月研究するよりも断然に価値があるので

研究が忙しいから参加できないよ

なんて言っておらず参加した方がいいですよ。

選考に有利

長期インターンは本選考と密接な関係があります

上記のようにインターン中は社員さんに評価されているので、その評価が面接に影響を及ぼす可能性が高いでしょう。

また、参加した学生は

  • 早期選考に参加できる
  • 本選考のES選考が免除

等の特典があることが多いです。

ちなみに僕が参加した企業は、インターン参加者の4割ぐらいが入社したそうです。

僕のようにそもそも本選考を受けていない人、内定を断った人もいると思うので本選考を受けた人は大体受かったのではないでしょうか。

このように長期インターンに参加すると本選考に非常に有利です。

給与、交通費、食事は出るのか

給与は出ないところが多いです。

本当の超長期インターン(1カ月以上)になると実際に働いているので出るとことがあると思いますが、週単位の長期インターンでは給与は出ないでしょう。

宿泊費交通費食費は出るところが多いと思います。

長期インターンとなると遠方となるので交通費や宿泊費が高く付きますが、それは会社が負担してくれるでしょう。

宿泊に関しては企業の研修センターや企業が手配してくれたホテルに泊まることが多いです。

食費についても会社の食堂で無料で食べれることが多いでしょう。

お金のことは心配せずにドンドン長期インターンにチャレンジしよう!

参加難易度は

長期インターンの選考難易度は超高いです。

基本的に内定を取るよりも難しいと言われています。

なぜなら

  • 長期インターンの採用人数は数十人
  • 優秀な学生が複数のインターンに参加している

からです。

例えば僕が参加した企業の場合ですとインターンの採用人数は本選考の内定者人数の3割ほどでした。

そして長期インターンは期間が被っていなければ複数参加できます。

本選考では最終的に1人の学生は1つの内定を保有しますが、インターンでは複数内定を持つことができます。

なので優秀な学生が複数のインターンに参加するので受かりにくくなります。

実際に長期インターン参加者には超大手の長期インターンに複数行っている人もいました。

このような理由から長期インターンは本選考よりも難易度が高いと言われています。

長期インターンに受かって本選考に落ちた人も見たことがあるから油断は禁物

参加学生の学歴は

参加した企業は1兆円規模の大企業だったので参加学生の学歴は非常に高かったです。
具体的には

  • 7割: 全国の旧帝大(北から南まで)
  • 2割: 中堅国立大
  • 1割: 地方国立大/関関同立以上の私立

で、学位としては

  • 9割: 院卒
  • 1割: ドクター卒

でした。

おそらくですが学部卒の学生はいなかった気がします。

ただ学歴で選んでいるわけではないと思います。

同じ面接の日にT工大の人がいましたが、インターンに参加していたT工大の人は1人もいませんでした。

一方で、上記のように、旧帝以外の学生も多くいました。

参加していた学生の雰囲気を見ると

  • 知的好奇心が高い人
  • 明るい人

という一貫性があったと思います。
研究開発系のインターンだったので

  • 研究に真剣に取り組んでいるか
  • 研究における知的好奇心の高さ

非常に重要な要因であったと思います。

そして明るい人のほうが面接受けが良いのは言うまでもないですよね。

インターンは様々な分野があるので

  • その分野に真剣に取り組んでいる
  • 将来的にその分野に取り組んでみたいという熱い思いがある

という人は長期インターンに応募してみると良いと思います。

ちなみに長期インターンに参加するとどういう雰囲気の人を採用したいか分かるよ
僕が言った企業は体育会系という噂通り、明るくて飲みが好きな学生がほとんどだったよ

参加学生の専攻は

長期インターンに参加するか悩んでいる人で

企業の分野と専攻が違うから受からないかなぁ

と思っている人もいると思います。

僕がいった感想では、「専攻はそこまで関係ない、ただかけ離れている場合は厳しいかも」です。

例えば僕が行った長期インターンの学生の専攻分野は「有機化学、無機化学、高分子化学、生化学、生物」と様々な専攻の人がいました

参加した企業は上記5分野の中のどれかなのですが、その専攻だけでなく様々な専攻の学生がいました。
でも

  • 情報系です!
  • 機械系です!
  • 数学系です!

といった人はいなかった気がします。
なので専攻はそこまで関係ないけど、かけ離れていると受かりにくいかもっていう感じです。

まとめ(長期インターンって何?)

長期インターンの内容
→会社説明
→懇親会
→実際に働く(メイン)

インターン中に評価されるか
→ありとあらゆる所で評価されている

長期インターンは本選考に関係ないのか
→めっちゃある
→インターン参加者には早期選考や本選考でのES選考免除等の特典がある

交通費、宿泊費、食費
→支給される

選考難易度
→本選考を超えるほど難易度高い

参加学生の学歴
→旧帝大等学歴が高い傾向がある
→ただ学歴よりインターンの分野にどれほど真剣に取り組んでいるかが大切

参加学生の専攻
→そこまで選考に関係はない
→企業の分野とかけ離れていると厳しいかも

です!

長期インターンについて悩んでいる人の助けになれば幸いです。

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以上です。ありがとうございました!

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