研究室生活で大切なこと_病まないために知っておくべきこと

大学院_研究室_辛い

今回は,

  • 研究室生活で大切なこと
  • 研究室に配属されてこれから研究する人に知っておいて欲しいこと

を紹介します.

この記事はこんな悩みを解決します

研究室に配属されたけどやっていけるのかなぁ

病む人も多いって聞くけど自分は大丈夫かなぁ

この記事を書いているのはこんな人

Hiro
Hiro

・化学系大学院生

・学会での受賞経験あり

・英語論文を投稿

・中堅国立大学大学院2021年3月卒業

では,早速行ってみましょう!

目次

研究室って辛いの?

結論、研究室生活は大変です

学部時代の定期テストやアルバイトの大変さとは異質の大変さがあります。

実際に僕も研究室に3年間所属しましたが3人大学院を辞めて、4,5人病んでました。

大体30人中7~8人病んでたと考えると結構な確率な気がします。

よくある病む原因としては

  • 研究が大変
  • 教員が合わない

です。

これらも含めて知っておいてほしいことを紹介します。

知っておいてほしいこと

研究は失敗して当たり前

上で病む原因の1つとして「研究が大変」というのを挙げましたが、この大変さを具体的に言うと

たかし
たかし

なんでこんなに実験頑張ってるのに失敗ばっかりなんや

半年やって1個も上手くいかん

って言う感じです。

研究室に配属されるまでは実験が成功することが当たり前だったと思います

テキスト通りに実験をして基本的には成功していましたよね。

ですが研究室で行う実験はそうではありません。

テキスト何て存在しません

なぜなら研究というのは誰もしたことないことを行う事だからです。

例えあなたの指導教員であっても成功する方法何て知りません

僕も求めていたデータを取ることができたのは3年間で1度だけでした。

研究というのそういう世界です。

例え失敗が続いたとしても

カズヤ

まぁそりゃそうだよな。

研究がそんな簡単だったらタイムマシンできてるわ

って思いましょう。

失敗には意味がある

上の「研究は失敗して当たり前」という事に繋がりますが、
「失敗には大きな意味があるという事も知っておいてください。

研究では失敗して当たり前です。ただ失敗は無意味ではありません。

失敗をすることによって

カズヤ

あっこの方法ではダメなんだ

と知ることができます。

研究において正解は誰も知りません。

ですので失敗を繰り返して正解に近づいていくしかないんです。

エジソンもこう言っています

エジソン(出典: Wikipedia)
出典 Wikipedia

失敗なんかしちゃいない。
上手くいかない方法を700通り見つけただけだ

失敗すればするほど、我々は成功に近づいている

あのエジソンでさえ失敗しまくったんです。

僕たちが失敗するのなんて当たり前ですよね。

どうせ卒業できる

これは大学院の修士課程までですが、

研究が成功しなくても、あなたは卒業できます

日本の大学は「入るのは難しいけど、卒業するのは簡単」とよく言いますが、大学院も同じです。

卒業はできます。個人的には学部を卒業するよりも簡単なのではと思っています。

なぜなら卒業の基準がないからです。

例えば

  • 大学の学部なら卒業には130単位が必要で、単位を取るには60点以上
  • 大学院の博士課程(ドクター)では最低査読付き論文2本以上

という基準があります。

ただ修士課程に関しては明確な基準がありません

確かに最終審査会がありますが、合格の基準は明確にされておらず、発表さえすれば卒業はできるようなシステムです。

ですので3年間または2年間失敗し続けて1回も成功しなくても絶対に卒業できます

そしてまた上でも言いましたが

失敗には意味があります。

あなたの失敗したデータを活かして後輩が成功させるかもしれません。

なので失敗したデータをまとめても修士論文としては成り立ちます。

たかし

全然実験成功しない。卒業できん。。。

ではなくて

カズヤ

まぁ卒業はできるし、1歩1歩頑張ろう

というスタンスを大切にしてください。

大学院生の時間は貴重

大学院は学生として自分の時間を自由に使える最後の時間です。

カズヤ

うちの研究室はブラックで自由な時間なんてない

っていう人もいると思いますが

教授

お前全然研究成果上がらんし、退学

っていう研究室はさすがにないんじゃないかなと思います。

なのでせっかくなら自分のしたい事に時間をなるべく使いましょう

例えば僕の場合は

午前中の2時間は研究と関係ないプログラミングとか英語の勉強に当ててました。

極論研究をやってみて

たかし

研究全然楽しくない

って思ったら研究じゃない自分が興味のあることに時間を当ててみても良いと思います。

ただ

研究したくないしゲームしよう

これはダメです。

何か自分の成長につながるような事に時間をかけると良いと思います

まぁでも全く研究しないと、さすがに卒業できないのでそこは気を付けてください(笑)

大学の先生って結構変わってる

これは全員というわけではないですが、一般的な比率と比べると変わった方が多いのは事実です。

カズヤ

僕の指導教員は授業でめっちゃいい人やったし大丈夫!

これは考えが甘いです。

飲食のバイトをしたことがある人なら分かるかもしれませんが、
客として食べに行った時の店長のイメージと、
実際にバイトとして一緒に働いたときのイメージは全然違うことがあると思います。

それと一緒です。授業では判断が付きません。

実際に

  • 急にキレる
  • 連絡が返ってこない
  • 時間を守らない
  • 指導する気がない

等々の特徴的な先生がたくさんいました。

研究室に入った当初は

カズヤ

何なんだこの人たちは。会ったことがない人種だ

と驚くかもしれませんが、そのうち慣れます。

僕も最初は

カズヤ

なんで時間を守らんのや!

って思っていましたが、最終的には

カズヤ

標準時が日本時間ではないんやろなぁ

ぐらいで思っていました。

またあまりにもひどい場合は大学に相談しましょう。

最近はカウンセラーが大学に常駐していたり、アカハラ対策がしっかりとしています。

指導教員を変更することも可能です。あまりにもしんどいようなら、大学に相談しましょう。

まとめ

以上研究を始める人に知っておいて欲しいことは

  • 研究は失敗して当たり前
  • 失敗には意味がある
  • どうせ卒業できる
  • 大学院生の時間は貴重
  • 大学の先生って結構変わってる

ということでした。

まだまだありますが、これは特に知っておいてほしいことでした!

以上となります。

質問やコメントがあればぜひ↓からどうぞ!

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