こんにちは,Hiroです。今回は
自分で大学院に行く方法
について解説します。
この記事はこんな悩みを解決します。

親からの仕送りが無いけど大学院卒業できるかな?

どれぐらいのお金が卒業するまでに必要なんだろう
この記事を書いているのはこんな人

・仕送りなし、授業料免除なしで都市圏の大学院を卒業
・もちろん1人暮らし
・化学系大学院生
・国立大学大学院2021年3月卒業
では,早速行ってみましょう!
自費で卒業することは可能か
結論
自費で卒業することは可能です。
例え1人暮らしだとしても自費で家賃や生活費を払い、かつバイトに明け暮れない方法があります!
実際に僕は修士1年の時は年50万円程バイトしたものの、修士2年の時にはバイトを辞めていました。
その方法をご紹介します。
いくら必要なのか
まずは大学院2年間を卒業するのにいくらかかるのかを計算しましょう。
まずは生活費から僕の場合はこれぐらいでした。
なので生活費として
2年間で12.3×24=295.2万円
必要という事が分かります。
次に学費です。
学費は基本的に
国立大学なら
- 入学金:30万円前後
- 年間授業料:54万円前後(2021年時)
- 2年間: 138万円
私立大学
- 入学金:20万円前後
- 年間授業料等:70~100万円(2021年時)
- 2年間:160~220万円前後
(私立の大学院は大学同様、入学金/授業料ともに研究科や大学によって大きく異なります。)
このように大学と同様国立大学の大学院のほうが必要経費は安いです。
今回は僕自身が国立だったので国立で計算します。
なので
2年間で生活費と学費合わせて295.2+138=433.2万円
必要となります。
では僕自身がこの445.2万円をどうやって作ったかというと
という内訳でした。
下で説明します。
学費免除
こんな人いないでしょうか?

学部の時に家計基準で引っかかって免除にならなかったし院も無理だよね
申請めんどくさいし、しないとこう。
これは非常に勿体ないです。なぜなら
大学院の学費免除は学部より家計基準が緩い場合が多い
からです。
僕の研究室でも

学部は無理やったけど、院は半額免除だった!
という人がいました。
学費免除申請を出すだけならタダです。
めんどくさからずに必ず申請しましょう。
ちなみに僕は申請して通りませんでした(笑)
奨学金
ここで指す奨学金は「日本学生支援機構」の奨学金です。
最も有名な奨学金で、多くの人が借りているのではないでしょうか?
この日本学生支援機構の奨学金ですが
大学院と学部で大きな差があるのはご存じですか?
それは
大学院の無利子奨学金は全額220万円が返還免除になる可能性がある
ということです。
大学院生の奨学金は優秀な業績を修めれば返還免除されます。
具体的には
- 大学院で上位10%に入ると全額免除
- 大学院で上位30%に入ると半額免除
という規定があります。
ここでいう優れた業績というのは学業成績ではなく、研究業績です。
例えば
- 学会に参加
- 学会で受賞
- 論文を投稿
等です。
詳細が気になる方はこの記事を読んでみてください。
大学院生の奨学金免除方法について2021卒が解説|免除実例も紹介
つまり
大学院で研究を頑張って、成果を残せば220万円ゲットできる
という事です。
もし自費で大学院に行くなら使わない手はない制度です。
給付奨学金
次は、給付奨学金についてです。

そういや最近学生支援機構でも給付奨学金始まったよね。

始まったけど大学院生は対象外だよ。。。

僕が言っているのは企業からの給付奨学金だよ
あまり一般的ではないですが、多くの企業が奨学金制度を行っています。
大体貰える金額としては2年間で100万円程です。
給付奨学金は日本学生支援機構の奨学金とは異なり厳格な審査があるので獲得するのは困難です。
しかし、給付型はもちろん返還義務が無いので獲得出来たらインパクトが大きいです。
ぜひ挑戦してみてください。
もし興味があればこの記事を読んでみてください。
給付奨学金について詳しく解説しています。
企業からの給付奨学金と就活の話|裏ルートが存在する?奨学生が解説
バイト/貯金
これまで奨学金に関して紹介しました。
無利子奨学金を全額借りて
給付奨学金を1つ取れたとすると
不足分は445.2-320=125.2万円です。
これはできればバイトか学部時代の貯金で乗り越えましょう。
ただし、飲食店等で夜遅くまで働くのはお勧めしません。
大学院生の本業は研究です。
研究に差し支えが出ないようにバイトしましょう。
特にお勧めのバイトはTAです!
楽で通勤に時間がかからないので非常にお勧めです!
興味がある人はこの記事を読んでみてください!(一部本記事と内容が被っています)
大学院生にお勧めのバイト_研究と両立できないなら研究をバイトにしよう
有利子奨学金も検討の余地あり
日本学生支援機構には上で取り上げた免除制度のある無利子奨学金の他に
免除制度の無い有利子奨学金があります。
貯金が足りず、バイトに多くの時間を割かないといけない場合もあると思います。
そんな時は、有利子奨学金を検討するのもありです。
大学院生の時間は非常に貴重です。
自分の勉強したい事に全ての時間を当てれる最後の時間です。
その時間をバイトにつぎ込むのは勿体ないのではないでしょうか?
例えば50万円を借りたとしても、年利は約0.2%なので10年返済で計505,489円です。
そこまで利子は多くならないです。
確かに有利子奨学金は借金です。
しかし、大学院で多くのことを学び自己成長できれば、将来的に借りた以上のお金を稼ぐことができるはずです。
僕自身も有利子奨学金を借りて修士2年時にはバイトを辞めました。
その結果
- 論文執筆
- プログラミング
- データサイエンス
等に時間を割くことができ、大きく成長できたと実感しています。
もし、

バイト多すぎて勉強できない
と悩んでいるのであれば有利子奨学金を検討してみてください。
まとめ
自費で大学院を卒業することは可能
実際に必要な費用とそれに対する収入がこちら
バイトの時間が多くなる人は有利子奨学金を検討するのもあり
大学院は学費免除が通りやすいので絶対に申請
大学院の時間をバイトに費やすのは勿体ない
以上となります!
質問やコメントがあればぜひ↓からよろしくお願いします!
その他のオススメ記事はこちら
大学院生の奨学金について解説|何円借りれるの?給付はあるの?
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