技術面接で多い質問10選とその回答|2021卒が実体験から紹介

技術面接_質問例_注意点

こんにちは,Hiroです.今回は,

技術面接で多い質問10選とその回答について紹介します.

この記事はこんな悩みを解決します

これから技術面接があるけど何を聞かれるんだろう?

そもそも技術面接って何?っていう人はまずはこの記事を読んでみてください

・化学系大学院生
・平均年収950万円メーカーに内定(平均年収の高さが企業の指標ではありませんが)
・中堅国立大学大学院2021年3月卒業
・2021年4月からメーカーで技術職として従事

では,早速行ってみましょう!

目次

技術面接質問例10選

今回紹介する質問例は以下の通りです。

  • なんでその研究をしようと思ったの?
  • 他分野やけど大丈夫?
  • 君の研究いつまでに実社会で応用可能?
  • 研究で工夫したことは?
  • 研究室内での新規性は?
  • 研究から何を学んだ?
  • なんでドクターに進学しないの?
  • 得たスキルを会社に入ってどう活かす?
  • 会社でどんなことをしたいか?
  • 海外は?

それでは詳しく解説していきます!

質問例①なんでその研究をしようと思ったの?

就活の面接では,その行動を起こした理由についてよく聞かれます.

例えば

  • なんで今の大学を選んだの?
  • なんでそのアルバイトをしたの?

っていうかんじです.

これは技術面接でも同じです.

研究室や研究テーマを選んだ理由はよく聞かれます.

必ず回答を用意しておきましょう.

回答例

(僕の場合は面接の軸として「自己成長」を置いていたので)

研究費が多くて研究活動が活発なので,いろんな経験を積むことで自己成長につながると思い,今の研究室を選びました.

このように志望理由や就活の軸として話した内容とブレないように心がけましょう!

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質問例②他分野やけど大丈夫?

大学院では有機材料系を専攻していたのですが,無機材料系のメーカーを受けたときによく聞かれました.

就活では色々な企業を受けるので専攻とは異なる分野を受けることもあると思います.

そんな時には必ずと言っていいほど聞かれるので回答を用意しておきましょう.

回答例

はい,大丈夫です.
同じ専攻といえど,学部での座学と研究室での研究では全く内容は異なりました.
しかし,そんな中でも一から勉強し,
今では学会で発表して専門家の人とディスカッションできるレベルになっています.
このように一からコツコツと勉強し,知識をつけていくことができるので問題ないと考えています.

質問例③君の研究いつまでに実社会で応用可能?

大学での研究は基礎研究で,企業の研究は応用研究です.

大学と企業では着目しているポイントが違います

なので,技術面接で大学での研究はいつになったら実社会で応用可能なのか聞かれることはよくあります.

でも正直,何年後に応用可能かなんて分からないですよね

なので僕は応用までの展望を回答するようにしていました.

回答例

何年後に具体的に実用可能かということは分かりかねますが,そこまでの展望はあります.
今はここまでできているので,次のステップとしては○○ということを考えています.
そして,最終的には△△が実現できれば,実社会で応用可能と考えます.

質問例④研究で工夫したことは?

これもよく聞かれます.

この質問に対して

溶媒を○○から△△に変更しました
触媒を□□から▲▲に変更しました

というすごく具体的な工夫を最初に思いつくかもしれませんが基本的に辞めておきましょう.

なぜなら,「あなたの研究分野に詳しくない限り,その凄さが分からないから」です.

それよりも,どんな場面においても活かせる分かりやすい工夫を答えた方が良いでしょう

回答例

工夫したものの一つとして「学会への積極的な参加」ということがあります.
私は,1年で5個の学会に参加して発表を行い,そこで多くの有識者とディスカッションを行いました.
また,発表するだけではなく他の発表を聞きに行ったりすることで多くのアドバイスをいただきました.
それらを通し,今では研究を論文としてまとめるほどの成果を出せています.

または

工夫したものの一つとして「装置の組み立て」があります.
私の研究では○○という装置を自作する必要がありました.
しかし,私は研究室に所属するまで工具を扱ったことがありませんでした.
そこで,研究室内で工作系が得意な留学生に手助けを求めました.
留学生なので英語での会話が必要となり,最初のころは苦戦しましたが
今ではスムーズに意思疎通を図ることができて装置も無事完成しています.

質問例⑤研究室内での新規性は?

これは,専門分野が近い企業で聞かれることがあります.

研究テーマの新規性は分かるけど,研究室の中でのあなたのオリジナリティは何ですか?という質問です.

ここは専門的な話をしても大丈夫だと思います.

相手が専門家なので中途半端な回答はしない。

しっかりと自分が理解している内容を答えよう。

回答例

これまでの当研究室では非水溶性に対してのみ研究を行ってきました.
しかし私は,相反する性質の水溶性物質を対象として研究を行ってきました.
研究開始当初は,実験方法の確立に苦戦しましたが,
先行研究の論文を読み込んだり,学会に参加したりして乗り越えることができました.

質問例⑥研究から何を学んだ?

この質問に対しては具体的なスキル(例:○○という装置の測り方)ではなく,汎用的なスキルに関して答えましょう.

なぜなら

○○という装置の測り方を学びました
うちの会社ではその装置使わんよ

となってしまいかねないからです。

「研究から何を学んだ?」という質問に対しては、どこに行っても通用することを回答した方がよいでしょう。

回答例

学んだことは「失敗は重要である」ということです.
研究は誰も知らないことを行うので失敗して当たり前です.
研究開始当初は失敗の連続の日々に落ち込むことがありましたが,徐々に失敗の重要さに気づきました.
それは,「失敗からこの方法では失敗するということが分かる」ということです.
失敗無しでは成功は得られません.
今では失敗しても落ち込むことなく,この失敗をどう活かすかと日々考えています.

質問例⑦ドクターに進学しないの?

これは研究が好きだという理由でメーカーの研究職を受けたときによく聞かれます

なんの回答も用意していないと答えるのは困難なので絶対に回答を用意しておきましょう.

回答例

ドクターは社会人になってからでも取得できるからです.
私の研究室にも企業に通いながら,ドクターを取得した先輩がいらっしゃいます.
その先輩を見て,非常に困難な道ではあるがこういった道があることを知りました.
なので,まずは社会人になって,大学で研究を行うだけでは得られない経験をしながら,本当に博士号が必要であれば社会人ドクターとして博士号を取得したいと考えています.

質問例⑧得たスキルを会社に入ってどう活かす?

これもどの会社に行っても聞かれます

メーカーでなくても聞かれるでしょう。

自分の研究分野と近いのであれば,専門知識を活かしたいでもいいですが,そういった時ばかりではないですよね.

そのような時には以下のような回答をしてました.

回答例

大学院の研究で培った課題解決スキルを活かします.
研究室に入った当初は闇雲に実験を行い,失敗ばかりでした.
しかし,先輩から仮説を立ててから実験を行って,出た結果をしっかりと考察することが大切だとアドバイスをいただきました.
そのアドバイスを活かし,まずは先行研究を調べてじっくりと実験方法を考え,そして得たデータを深く考察して失敗原因や次はどうすべきかをしっかりと考えるようになりました.
その結果,少ない実験数で目的に沿った結果を得ることができるようになりました.
このスキルは他分野である御社で働くうえでも活かせるスキルだと考えています.

このような回答を用意しておく場合は、自己PRや学生時代に頑張ったことは「課題解決能力」に関するエピソードを話そう!
一貫性がアップするよ!

質問例⑨会社でどんなことをしたいか?

これはしっかりと考えておきましょう.

なぜなら,もし入社したらその後の配属に関わってくるからです.

配属面談がある企業ならまだいいですが,配属面談が無い企業だとこの時の答えが大きく配属に関わってきます

よって,これはしっかりと考えておきましょう.

回答例

私は,御社で○○という製品の研究開発に携わりたいと考えています.
なぜなら,大学院の研究で△△ということに携わることで□□という分野に非常に興味を持ったからです.

注意点

ここで具体的に携わりたい製品や技術に触れるのであれば,

事前にその製品はまだ研究開発を行っているのか先輩社員等に座談会で確認しておきましょう.

ホームページなどで大々的に取り上げられている製品は完成しきっており,今後は別の製品に力を入れていこうとしている可能性があるからです.

もしそうなら

○○の研究開発やりたいです!
○○の開発はもう終わってるよ
。。。

となりかねません.気を付けましょう.

質問例⑩海外は?

最近はどの企業もグローバル展開に力を入れています.

例え研究開発職であっても海外に行くことはあり得る企業が増えてきています

なので,この質問はよく聞かれます.

もし聞かれたら,行きたくなくても「行きたいです」と答えましょう(笑)

面接官だって建前で言っている可能性があるのも十分承知でしょう.

でも,社会人になって建前をうまく使うのも一つの技量だと思います.

そういう意味でも「行きたくないなぁ」と思っていてもとりあえず「行きます!」と元気よく回答しておきましょう。

回答例

ぜひ機会をいただけるのであれば行ってみたいです.
海外で勤務されている方にお話を伺ったことがあるのですが,海外では日本と違って裁量も大きいし,スピード感が早いので日本ではできない経験を積めると仰っていました.
私もこのような経験を積んでみたいので是非とも海外で働いてみたいです.

もしほんまに行きたくない場合はどうしたらいいの?
その時は内定後の配属面談で海外在中が無い部署へ希望出したら良いと思うよ
1ヶ月の出張がある部署は多いけど,年単位の在中がある部署は限られてるからそこを外して希望を出せばいいんじゃないかな

技術面接での注意点

最後に注意点です.

マネしない

今回挙げた回答は個人的に書いた一例です.

マネするのではなく,自分の考えをしっかりと伝えましょう

理系は面接回数が少ないので面接に慣れておらず嘘を話してるとすぐにばれます。

しっかりと自分の本心を伝えよう!

一回目の返答は抽象的でも良い

僕が今回書いた回答もフワッとしたものが多いと思います.

例えば工夫した点の「学会に参加した」というのもなかなかフワッとしていると思います.

でも,これでいいと思っています.

最初から具体的に答えようとすると回答が長くなり,面接官も飽きてしまいます

それよりかは一回目の回答はざっくりと簡潔に返答した方がいいです.

その回答の中で気になったところを面接官が質問してくるのでそこに対して具体的に回答しましょう

聞こえのいい噓を言わない

嘘とは言わないまでもAとBどっちの話をするか考えているときに

Aを本当は話したいけど,Bの方が聞こえよさそうだからBを話そう

これはやめた方がいいです.

なぜなら,深堀された時に話の浅さがばれるからです.

基本的に面接では一回の質問で終わることはなくて深堀されます

上辺だけの薄っぺらい回答では絶対にぼろが出ます.

面接で答える回答を考える際には,聞こえの良さより,自分の本心や伝えたいことをベースに考えておくことをオススメします

技術面接の練習方法

普通の面接練習は大学でやってくれるけど、技術面接の練習ってどうやってやるの

なかなか技術面接の練習ってできんよな
方法は2つあると思うよ

技術面接の練習方法
①先輩に頼む
②理系専門の就活サービス(無料)を使う

練習方法①先輩に頼む

まず手軽なのが研究室の先輩に頼むことですね。

ただ自分の研究室の先輩は研究分野が近すぎるのでお勧めしません。

技術面接の面接官はあなたの研究分野に詳しくないはずです。

なので可能な限り違う研究室の先輩に面接練習してもらいましょう。

練習方法②理系専門の就活サービス(無料)を使う

理系専門の就活サービス「アカリク」をご存知ですか?

理系出身の就活のプロが無料で添削、求人紹介、面接練習等をしてくれます

参考:【アカリク就職エージェント】

技術面接の練習ができる機会はほとんどありません。

アカリクは無料ですし、夕方や土日も対応してくれるので使ってみる価値はあると思います。

興味がある人はアカリクのホームページ見てみて下さい。

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まとめ(技術面接質問例10選)

以上となります.

技術面接でよく聞かれる質問10個とその回答例紹介しました

そして最後に注意点を記載しました.

注意点

  • マネしない
  • 一回目の返答は抽象的でも良い
  • 聞こえのいいことを選択しない

でした.

技術面接の練習方法
①先輩に頼む
②理系専門の就活サービス(無料)を使う

↓「無料で添削/面接練習可能」アカリク就職エージェント ホームページ

【アカリク就職エージェント】

いかがでしたでしょうか.

少しでも技術面接に関して困っている人の手助けとなればうれしいです.

その他のお勧め記事はこちら

以上です.ありがとうございました!

質問やコメントがあればぜひ↓からよろしくお願いします!

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