大学院で研究する上で必要なこと【英語や頭の良さではありません】

大学院_研究_大切なこと

こんにちは,Hiroです。今回は

大学院で研究する上で必要なこと

について解説します。

この記事はこんな悩みを解決します。

カズヤ

大学院で研究するのに大切なことって何だろう?

カズヤ

大学院で研究するなら英語は必須なのかな?

この記事を書いているのはこんな人

Hiro
Hiro

・院卒化学系エンジニア1年目

・TOEIC835点

・学術英語論文1st 1本

・中堅国立大学大学院2021年3月卒業

では,早速行ってみましょう!

目次

大学院で研究する上で必要なことは?

結論、研究する上で必要なことは

  • 知的好奇心
  • 失敗に折れない心
  • 人を頼る力

この3つです。

頭のよさや、英語能力ではありません。

それぞれ必要である理由を解説します。

知的好奇心

大学院で研究していてもお金は出ませんし、基本的に一定レベル以上の研究成果を出さないと卒業できないわけでもないので

まぁどうせ卒業できるし、テキトウでいいでしょ

っていう学生が多くなってしまいます。

でもせっかくお金を払っている以上真剣に取り組むべきだと僕は思います。

そして真剣に取り組むには「知的好奇心」が必須です。

研究をしていると

あれっ。これなんでこうなったんだろうと

思う事がたくさんあります。

例えば

  • 急にスペクトルのノイズが大きくなる
  • 測定後試料の色がいつもと違う
  • いつも通り乾燥させたのに触感が少し違う

等々色々「あれっ」と思うことがあります。

その時に

まぁいっか。めんどくさいし、無視しよう

となるのか

原因が気になるなぁ。実験条件を変えて検討してみよう。

となるかで研究成果には雲泥の差が生じます。

ちなみに良い研究成果をだすと2年間で220万円獲得できるチャンスがあります。気になる人はこの記事を読んでみてください。
大学院生の奨学金免除方法について2021卒が解説|免除実例も紹介

またこのような知的好奇心を持てないと

全然研究楽しくない

となってしまいます。

ただ知的好奇心をもって研究を楽しめるかどうかは、実際に研究をしてみないとわかりません

カズヤ

僕は学生実験とか楽しめたし大丈夫!

と思っている人は甘いです。

学生実験と研究は全く別物です。

そのあたりはこの記事を読んでみてください。
研究と実験の違いを解説|研究ってきつい?病まない方法を解説

失敗に折れない心

「知的好奇心」の部分でもふれましたが、学生実験と研究は大きく異なります

その最大の違いは

実験が成功する確率です。

ここで質問ですが

どれぐらいの確率で実験が成功すると思いますか?

答えは1%以下です。

Hiro
Hiro

僕は3年間で期待していた結果が出たのは1回だけだよ

つまり基本的に研究で実験するとなると失敗します

おそらく学生実験では9割以上成功していたと思います。

なので多くの学生が

なんでこんなに上手くいかんのや。辞めたい。

となります。

ですが研究で失敗するのは当たり前です。

なぜなら研究においてどうすれば成功するのかなんて誰も知らないのです。

逆にもし知られているのであれば、その研究をする意味はありません。

誰もわからないからこそ研究する意味があるんです

なので例え失敗しても

まぁそりゃそうだよね。次の手を考えよう

と前向きに考えてください。

また、失敗にも価値があります

失敗をすることで、その方法では上手くいかないということが分かったんです。それだけでも十分な進歩です。

あのエジソンもこう言っています。

エジソン(出典: Wikipedia)
エジソン(出典: Wikipedia)

失敗なんかしちゃいない。

上手くいかない方法を700通り見つけただけだ

失敗すればするほど、我々は成功に近づいている

エジソンでさえ失敗しまくったんです。

僕たちが失敗するのは当たり前です。

失敗しても

この方法ではダメなことが分かった!次を試そう!

と前向きに頑張ってください。

人を頼る力

研究というとこんなイメージを持っている人が多いと思います。

カズヤ

研究って1人で黙々とできるから人と話さなくて良さそう

これは大きな間違いです。

あなたが世界でトップクラスの頭脳を持っていない限り1人で研究するのは不可能です。

1人で解決できることなんて限りがあります。

特に、研究を始めたばかりの学部4年生は1人で解決できることはほとんど無いでしょう。

研究を進めていく上では

  • 教授や先輩に相談
  • 同期とディスカッション
  • 学会等に参加して、有識者の意見を貰う

等が必須です。

大学の教授に上り詰めたとしても、学会や講演会に参加して色々な人と意見交換をしています。

ですので学生が研究を進めるためには「人を頼る」ことは必要不可欠です。

最初は教授や先輩に質問しに行くのが恥ずかしかったりするかもしれませんが、勇気をだして質問に行ってみましょう。

きっと真摯に向き合ってくれると思います。

ただ注意してほしいのが

カズヤ

何もわかりません。教えてください。

という質問の仕方はNGです。

カズヤ

実験データを考察して、失敗の原因は〇〇だと思います。

ただ〇〇を改善する方法が文献を読んでも見つかりません。

何か良い方法をご存じないですか?

このように、自分で考えたうえで質問しましょう。

質問する相手は目上であり、自分より忙しいはずです。

貴重な時間を割いてもらっているという意識は忘れないようにしましょう。

まとめ

大学院で研究する上で必要なことは?

知的好奇心
→知的好奇心がないと研究を楽しめないし、成果も出ない
→ただ研究に対して好奇心を持てるかどうかは研究してみないと分からない

失敗に折れない心
→研究で実験が成功する確率は1%以下
→失敗が当たり前なので常に前向きな姿勢が大切
→失敗は成功のもと

人を頼る力
→研究は他の人とコミュニケーションを取らなくても良いというのは幻想
→教授でも色々な人から教えをこいている
→積極的に先生や先輩に質問することが大切

以上となります!

質問やコメントがあればぜひ↓からよろしくお願いします!

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